袷着物の身巾直し：振袖・訪問着も！着姿が美しくなる寸法直しとは？

「着物、なんだか窮屈…」「昔より太っちゃったから、お気に入りの着物が着られない…」

そんなお悩み、ありませんか？

せっかくの素敵な袷着物、特に振袖や訪問着は、着姿が美しくあってほしいですよね。

実は、着物の身巾直しをすることで、見違えるように着やすくなり、着姿も格段に美しくなるんです！

今回は、袷着物の身巾直しについて、その必要性から、振袖や訪問着など種類別の注意点、費用相場まで、詳しく解説していきます。

「もう着られないかも…」と諦めていた着物も、身巾直しで再び輝きを取り戻せるかもしれません。

ぜひ最後まで読んで、あなたの大切な着物をより美しく、快適に着こなすための一歩を踏み出してくださいね。

なぜ身巾直しが必要なの？

着物は、体型に合わせて仕立てるものですが、年月とともに体型が変わってしまうことはよくあります。

特に、以下の様な場合に身巾直しがおすすめです。

身巾が合っていない着物を無理に着ると、着心地が悪いだけでなく、着姿も美しくありません。

また、生地に負担がかかり、傷みの原因にもなりかねません。

身巾直しをすることで、これらの問題を解決し、着物をより快適に、美しく着られるようになります。

身巾直しでどんな効果があるの？

身巾直しをすることで、具体的にどのような効果があるのでしょうか？

身巾直しってどこを直すの？

身巾直しでは、主に以下の部分を調整します。

衽（おくみ）： 前身頃の左右にある細長い布。身巾を広げる場合は、衽を広げたり、新しい布を足したりします。身巾を狭める場合は、衽を縫い込んだり、切り落としたりします。
身八つ口（みやつぐち）： 脇の空いている部分。身巾を調整する際に、身八つ口の幅も調整することがあります。
抱巾（だきはば）： 前身頃の脇の部分。抱巾を調整することで、胸周りのゆとりを調整します。
褄下（つました）： 着物の裾の左右にある角の部分。身巾を調整する際に、褄下の位置も調整することがあります。

これらの部分を調整することで、着物全体のバランスを整え、着心地と着姿を改善します。

着物の種類別の身巾直しの注意点

着物の種類によって、身巾直しの際に注意すべき点が異なります。

振袖： 振袖は、未婚女性の第一礼装であり、特に格式の高い着物です。身巾直しをする際は、柄合わせや縫い目の位置などに細心の注意が必要です。また、振袖の身巾直しは、他の着物よりも技術が必要なため、実績のある専門店に依頼することをおすすめします。
訪問着： 訪問着は、略礼装として、結婚式やパーティーなど、幅広いシーンで着用される着物です。訪問着の身巾直しをする際は、柄のつながりを考慮し、自然な仕上がりになるように調整する必要があります。
紬：紬は、普段着として着用されることが多い着物です。紬の身巾直しは、比較的簡単に行うことができますが、生地の風合いを損なわないように注意が必要です。
色無地： 色無地は、紋を入れることで略礼装としても着用できる着物です。色無地の身巾直しをする際は、紋の位置が変わらないように注意が必要です。
大島紬： 大島紬は、高級な紬として知られています。大島紬の身巾直しをする際は、生地の特性を理解し、丁寧に作業を行う必要があります。

身巾直しの費用相場は？

身巾直しの費用は、着物の種類や状態、依頼する業者によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。