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着物の裄直し、気になりますよね。
せっかく気に入って買った着物、あるいは譲り受けた着物でも、裄が合わないともどかしい気持ちになるものです。
「あと少しだけ袖が長ければ…」「もう少し短ければ着やすいのに…」そう思ったことはありませんか?
でも、着物のサイズ直し、特に裄直しって、なんだか難しそう、失敗したらどうしよう…と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、着物の【裄直し】について、プロの視点から、着物メンテナンスや着物サイズ直しのコツを伝授します!
小紋や襦袢、羽織など、様々な着物に対応できる裄直し。
この記事を読めば、裄直しで失敗するリスクを減らし、あなたにとってぴったりの着物を手に入れるための知識が身につきますよ。
ぜひ最後まで読んで、着物ライフをさらに充実させてくださいね。
裄直しをする前に確認すべきこと
裄直しを検討する前に、まずは以下のポイントを確認しましょう。
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裄の長さの測り方:正確な裄の長さを知ることが、裄直し成功の第一歩です。
- 腕を45度くらいに上げた状態で、首の後ろのグリグリした骨から肩を通って手首のくるぶしまでを測ります。
- 左右で長さが違う場合があるので、両腕を測りましょう。
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着物の素材:素材によって裄直しの方法や料金が変わることがあります。
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着物の状態:生地の傷み具合によっては、裄直しが難しい場合も。
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裄直しの料金相場:事前に料金相場を知っておくことで、安心して依頼できます。
裄直しの種類とそれぞれの注意点
裄直しには、大きく分けて以下の方法があります。
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袖丈を出す:袖の中に縫い込まれている生地を出すことで、裄を長くする方法です。
- 【注意点】縫い込みがない場合や、生地が足りない場合は裄を出すことができません。
- 色焼けや汚れがないか確認が必要です。
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袖丈を詰める:袖を短くする方法です。
- 【注意点】袖の柄合わせによっては、不自然になる可能性があります。
- 袖の丸みが変わる場合もあります。
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肩巾を出す/詰める:肩の縫い代を調整することで、裄を調整する方法です。
- 【注意点】肩巾を大きく変えると、着物のシルエットが変わる可能性があります。
- 背縫いの位置が変わることもあります。
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身巾を出す/詰める:身巾を調整することで裄を調整する方法です。
- 【注意点】大幅な身巾の調整は、着物のバランスを崩す可能性があります。
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袖付け位置の調整:袖の付け根の位置を調整する方法です。
- 【注意点】袖付け位置を大きく変えると、着物のシルエットが変わる可能性があります。
裄直しを依頼する際のポイント
裄直しを依頼する際には、以下の点に注意しましょう。
- 信頼できる業者を選ぶ:実績や口コミなどを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
- 見積もりを必ず取る:複数の業者に見積もりを依頼し、料金や納期を比較検討しましょう。
- 希望を明確に伝える:裄の長さを具体的に伝え、仕上がりのイメージを共有しましょう。
- 着物の状態を正直に伝える:生地の傷み具合やシミの有無など、着物の状態を正直に伝えましょう。
- アフターフォローの有無を確認する:仕上がりに不満があった場合の対応について確認しておきましょう。
裄直し後の着物のお手入れ
裄直し後の着物は、大切にお手入れすることで、長く着ることができます。
- 着用後の陰干し:着用後は、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
- 定期的なお手入れ:年に数回は、専門店でクリーニングやメンテナンスをしてもらいましょう。
- 保管方法:湿気の少ない場所に、たとう紙に入れて保管しましょう。
まとめ
着物の裄直しは、着物をより快適に着るための大切なメンテナンスです。
この記事で紹介したポイントを参考に、信頼できる業者を選び、あなたにとってぴったりの着物を手に入れてくださいね。
裄直しで、着物ライフがさらに楽しくなることを願っています!
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